オリックス社長が明かす、500億円投資してデータセンター事業に参入する狙い

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井上社長は「自前でやる」と意欲を示した

オリックスはデータセンター(DC)事業に参入する方針だ。井上亮社長が日刊工業新聞の取材に対し、東京、大阪に1カ所ずつ、自前でDCを建設・運営する考えを明らかにした。投資額は400億―500億円を軸に、今後決める。完成時期は3年後を想定。自社のITシステムのクラウド化に活用するほか、外部企業に利用を促し、収益を上げる。

井上亮社長は「DCは将来の収益に結びつくので、自前でやる」と意欲を示した。東京、大阪ともに、自社の不動産事業で保有する土地を活用する。具体的な規模は未定で、井上社長は「投資額は気にせず、高いROA(総資産利益率)を出したい」とし、ROAは3%を目標にする考えも示した。

外部企業には、DCにサーバーを設置して利用してもらうなどして、事業として利益を生むようにする。

自社利用では、グループ横断のクラウド型の基幹システムを今後導入する計画があり、新DCを基盤にすることを想定する。グループ各社の経営情報を早期に収集し、異変を察知しやすくすることを狙う。

DCは大量の電力を消費する。電力料金を削減するため、太陽光パネルを設置し、発電した電力を利用することを見込む。自社の再生可能エネルギー事業の知見を生かす。

調査会社のIDCジャパンによると、2021年の国内のDCサービス市場は前年比11・6%増の1兆7341億円になる見込み。20―25年に年平均12・5%成長し、25年には2兆7987億円になるとみられる。

日刊工業新聞2022年1月5日

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