デンマークのロボットメーカーが最終ユーザーに教育サービスを提供する狙い

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ユニバーサルロボットの認定トレーニングセンター。1台のロボを2人の受講者で共用し、操作を覚える

デンマークのユニバーサルロボット(UR)は、URの協働ロボットを購入する最終ユーザーを対象とした教育サービスを2022年1月に日本で始める。これまで販売代理店のみにロボットの教示を含むトレーニングを展開していた。メーカーであるURが直接、最終ユーザーの教育に乗り出し、ロボット活用の機会を広げる。製造現場における2台目、3台目の協働ロボット導入につなげる。

最終ユーザーへの直接教育サービスは欧州連合(EU)や米国などで始めている。「URアカデミー」の名称で教育サービスを提供している。

現在、日本では12社ある代理店のうち日本機材(大阪市中央区)や因幡電機産業など5社と、ロボットシステムインテグレーター(SIer)1社がURの認定を受け、最終ユーザーに対してトレーニングを展開している。

特に協働ロボット導入時の安全な立ち上げやセンサー、グリッパーなどの周辺機器の接続といった「コアトレーニング」を重視している。

一方、最終ユーザーからは、代理店経由だけでなく、メーカーによる直接教育サービスを期待する声が強まっていた。また、すべての顧客に同一内容の教育を実施するため、日本でも代理店と連携した上で、URが直接、最終ユーザーの教育に乗り出すことにした。

講師については一定水準を満たした「認定トレーナー」が担当し、現在は代理店17人、UR4人の計21人体制。生徒2人が1台のロボットを連携して使用する対話重視のトレーニング方法を取り入れ、操作や自動化を進める上での課題の解決方法を学べるようにしている。

日刊工業新聞2021年12月29日

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