中途採用を過去最大400人にするKDDI、特に欲しい人材は?
KDDIは、デジタル変革(DX)など専門性の高い人材の確保を目的に、2022年度に中途採用を21年度計画比2・1倍の400人に拡大する。中途としては過去最大で、採用人数全体に占める割合は6割となる。第5世代通信(5G)を用いた新規事業創出や金融など非通信領域の強化、社内外のDXを進め、事業の多角化を加速する。
中でも法人顧客のDX戦略の策定やソリューション開発を担う人材の採用に注力する。20年にジョブ型人事制度を導入しており、専門性の高い人材には相応の報酬を支払う。23年度以降も400人規模の中途採用を継続する見通し。
23年度の新卒採用は22年度比10人増の270人を予定。自身のスキルや経験を生かして働きたい人向けに、初期配属を確約する採用枠で5割を採用する。
同社は人材の採用と育成を通じ、DX人材を23年度までにグループ全体で現行比2倍の4000人に拡大する方針。
日刊工業新聞2021年12月27日