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スマホ出荷台数、首位アップルを追うソニーのシェアは?

MM総研(東京都港区、関口和一所長)は、4―9月のスマートフォン出荷台数が前年同期比9・3%増の1472万台とする調査結果をまとめた。そのうち第5世代通信(5G)スマホが774万台と半数以上を占めた。2021年度のスマホ出荷台数は前年度比3・6%増の3393万台となり、5Gスマホは2230万台で比率が65・7%になると予測している。

メーカー別では米アップルが663万台で全体の45%を占めた。以下、ソニーの157万台(シェア10・7%)、シャープの153万台(10・4%)、韓国サムスン電子の148万台(10・1%)と続く。

回線ブランド別では、NTTドコモが501万台(34・1%)、KDDIの「au」が342万台(23・3%)、ソフトバンクが256万台(17・4%)となった。

ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」が104万台(7・1%)、楽天モバイルが98万台(6・7%)、KDDIのサブブランド「UQモバイル」が71万台(4・9%)。その他SIMフリーが96万台(6・6%)だった。

MM総研は、25年度にはスマホ出荷台数の全てが5G対応となると予測する。今後は底堅い買い替え需要のほか、22年3月以降の3Gサービス終了に伴うスマホへの切り替え促進、各社の新料金サービスの開始に伴うプラン変更や携帯会社の乗り換えなどが追い風になるとみる。だが、世界的な半導体不足の影響で出荷台数が伸び悩む懸念もあるとしている。

日刊工業新聞2012年12月2日

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