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住宅用全館空調は血圧に好影響、パナソニックホームズと慶応大が証明

パナソニックホームズは、慶応義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授と連携し、住宅用全館空調システムが個別空調に比べ血圧に良い影響を与えるとの実証実験の結果を発表した。冬季の起床時の場合で、全館空調に住む人の最高血圧の平均値が個別空調の平均値より4・1ミリHg低かったという。パナソニックホームズは実験結果を今後の製品開発に生かしていく。

実証実験によると、1月20日―2月20日に断熱性能を同等の実住宅と比べたところ、室内温度は平均で全館空調の方が4・9度C―8・4度C高く、居住者の起床時における最高血圧の平均値は全館空調が108・8ミリHgと、個別(112・9ミリHg)より4・1ミリHg低かったという。

厚生労働省は、健康増進運動「健康日本21(第2次)」で国民の最高血圧を平均4ミリHg低減させる目標を掲げており、研究結果は同目標にも沿っているとしている。

日刊工業新聞2021年12月2日

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