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日立が「介護型MaaS」提供へ。始めた実証実験の全容

日立製作所は、介護関連事業を展開するエムダブルエス日高(群馬県高崎市)、情報通信技術(ICT)を用いた介護改善に取り組むソーシャルアクション機構(同)と、介護型MaaS(乗り物のサービス化)の実証実験を始めた。高齢者や要介護者など、日常の移動手段が確保できない移動制約者向けにオンデマンドの移動サービス提供を目指す。

組み合わせ最適化を実現する計算手法を活用し、介護事業者が人手で作成していた送迎計画を自動で立案する。今後、送迎計画表に沿って運行する福祉車両と、移動を希望する要介護者とのマッチングを行う仕組みを検証。日立が独自開発したオンデマンド送迎ロジックと、ソーシャルアクション機構が開発した利用者向けスマホアプリ、送迎車用のタブレットアプリを連携して実施する。

日刊工業新聞2021年12月2日

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