スパコン「富岳」が4期連続で世界一を達成した4つの指標
理化学研究所と富士通が共同で開発し、3月に本格稼働したスーパーコンピューター「富岳」が処理速度を競う世界ランキング「トップ500」など4指標で4期連続世界一となった。超スマート社会「ソサエティー5・0」実現のための情報基盤技術の役割を富岳が十分に発揮できることを実証した。
ランキングは毎年6月と11月に公表される。世界一を維持したのはトップ500のほかに、産業利用など実際のアプリケーション(応用ソフト)での性能を競う「HPCG」、人工知能(AI)で活用される性能を競う「HPL―AI」、ビッグデータ(大量データ)の解析能力を競う「Graph500」。
理研計算科学研究センターの松岡聡センター長は「あらためて富岳の広い分野における世界的な先進性が示された」とコメントした。
日刊工業新聞2021年11月16日