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ファンケルがダイバーシティー推進で一手、障がい者雇用を拡大

ファンケルがダイバーシティー推進で一手、障がい者雇用を拡大

「スマイルスイーツファクトリー」の店舗でクッキーを購入する島田和幸ファンケル社長

ファンケルは特例子会社のファンケルスマイル(横浜市栄区)で新規事業、菓子製造・販売の「スマイルスイーツファクトリー」をオープンした。栄養価の高いファンケルの発芽米を生地に使い、6人の障がい者がグルテンフリーのクッキーを製造している。これまでファンケルスマイルの事業はファンケル製品の軽包装など、グループ内の受託業務のみだったが、独自商品の菓子をグループ内の用途に限らず一般にも販売して、雇用拡大につなげる。

現在、ファンケルスマイルには障がい者95人が在籍し、ファンケルグループの障がい者雇用率は3・9%。ファンケルはダイバーシティー(多様性)推進目標として「2030年度までにグループで障がい者雇用率5%」を掲げており、新事業を弾みに当面、ファンケルスマイルで100人の障がい者雇用を目指す。(横浜)

日刊工業新聞2021年11月2日

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