目標は売上高100億円! 日本触媒がフランスの化粧品向け素材メーカーと共同研究

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日本触媒と化粧品素材などの共同研究に着手する仏グリーンテックの本社

日本触媒は2020年度内にも仏グリーンテック(クレルモン=フェラン)と共同研究に着手する。化粧品事業を強化するのが狙いで、日本国内に共同で生産拠点を設立することも目指す。日触は25年度に化粧品事業で売上高100億円の達成を目指し、化粧品向け素材メーカーであるグリーンテックと事業提携している。今回の共同研究や製造拠点設立はその一環となる。

共同研究ではグリーンテックが保有する化粧品向け天然素材を、日触の溶解性改善技術や安定性向上技術などの活用によって高付加価値化する。アジア圏に生産拠点を持たないグリーンテックは、日触と共同で生産拠点を設け、共同開発品や自社製品を製造することなども検討する。

日触は18年にグリーンテックと事業提携に関する覚書を締結している。両社では、これまで販売に関して協業を進めてきた。日触ではアジア圏におけるグリーンテック製品の独占販売契約を結び、19年4月から日本国内で約600種の製品を販売している。今回は共同研究と生産についても本格始動する。

日触は19年4月に化粧品事業室を発足。自社開発の化学品系素材を活用した化粧水や乳液などのスキンケア用品、ヘアケア関連を強みとしてきた。

一方、自社にない素材については外部との提携で調達しており、グリーンテック以外にはファンケルやマリンナノファイバー(鳥取市)などとも共同研究や業務提携を進めている。

日刊工業新聞2020年10月21日

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