三菱自動車が9年ぶり全面改良、「アウトランダーPHEV」が担う大きな役割

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9年ぶりに全面改良した三菱自の「アウトランダーPHEV」

三菱自動車は、プラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」を約9年ぶりに全面改良し、12月16日に国内で発売すると発表した。電池容量を従来比約4割増の20キロワット時に拡大。電気自動車(EV)走行時の満充電での航続距離は同約5割増の87キロメートルに延ばした。強みの走行性能に加え環境性能も磨いた。旗艦車種として、脱炭素化の加速や世界で電動車販売を拡大する戦略のけん引役を担う。

新型車では前後二つの駆動用モーターの出力をそれぞれ同約4割向上。強みの4輪制御技術に高出力な駆動システム「ツインモーター4WD(4輪駆動)」を組み合わせ、滑らかで力強い走りを実現した。部品の小型化などで従来の5人乗りだけでなく3列シートの7人乗りも用意した。

連合を組む日産自動車とプラットフォーム(車台)や運転支援技術などを共用して量産効果も高めた。消費税込みの価格は462万1100円から。

2021年度の国内販売目標は5000台。加藤隆雄社長は「年1万2000台以上の販売を目標にしたい」と述べた。20年度の同車の販売実績と比べ5・9倍の水準となる。近くオーストラリアやニュージーランド、22年に米国、その後中国への投入を予定する。

日刊工業新聞2021年10月29日

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