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DX人材が採れない。中途採用7割の企業が計画届かず

リクルートがまとめた2021年度上期(4―9月)の中途採用動向調査によると、中途採用計画に対する採用実績の割合を示す中途採用充足率が100%以上の企業は全体の17・7%だった。反対に、充足率100%未満の企業は70・5%となった。同100%以上の割合が低い業界はインターネット・IT業界で、デジタル変革(DX)推進が活発化する中、積極採用に動いても十分に人材を確保できていない状況がうかがえる。

同調査は、転職支援サービス「リクルートエージェント」利用企業を対象に、インターネット調査を7月26日―8月6日に実施。1万3041社から回答を得た。

下期(10月―22年3月)の中途採用計画については、全体の10・1%が10人以上の採用を計画。特に、従業員5000人以上の企業の9・1%が100人以上の採用を計画する結果となった。

下期の傾向について、HRエージェントディビジョンリサーチグループの津田郁氏は「DX推進や第5世代通信(5G)などの事業推進ニーズに対応すべく、引き続き積極的な人材確保の姿勢が見て取れる」としている。

日刊工業新聞2021年10月8日

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