豊田合成が40億円で米2工場増強。その狙いは?
豊田合成は、ラジエーターグリルなどの自動車内外装部品を手がける米国の2工場を増強する。投資額は約40億円。2022年度中に建屋を拡張するほか、大型の成形機や塗装設備を導入する。大型車種の販売が増えている北米の需要に対応する。今回の設備投資に伴う生産能力増の具体的な数値などは明らかにしていない。
生産増強するのは米国子会社「TGミズーリ」の本社工場(ペリビル工場、写真)とインディアナ工場。インディアナ工場は土地も拡張し、150人の新規雇用を予定する。
併せて両工場では最新の省エネルギー設備を導入する計画。環境にも配慮したモノづくりを推進していく考えだ。
両工場ではラジエーターグリルやコンソールボックスといった自動車部品を手がける。
日刊工業新聞2021年9月16日