損保ジャパンが取引先のSDGs支援で生かせる強み

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プロジェクトデザインとSDGsの本質の理解に役立つカードゲームを開発

損害保険ジャパンは保険商品に限らず取引先企業の国連の持続可能な開発目標(SDGs)推進を支援する。グループのSOMPOリスクマネジメント(東京都新宿区)と普及・啓発に資する専門ツールを開発した。損害保険ジャパンの営業店へのSDGs相談件数は4月以降、すでに2020年度比約3倍に達している。関心が高まる中、取引先企業や自治体の取り組みを支援して持続可能な社会を実現する。

製造業や非製造業、自治体など支援先の属性に応じた取り組み方の指南書を開発した。「メーカーからSDGs経営を要請されているが、何から着手すれば良いか分からない」といった、専門部署を持たない多くの中小企業が抱える悩みに対して、国連が作成しているガイドラインに沿った具体的な推進方法を提案する。SDGs宣言企業として対外的にアピールできる段階まで支援する。

プロジェクトデザイン(富山県滑川市)とは、SDGsの本質理解につながるカードゲームも開発。損保ジャパンの社員がいま一度理解を深めることに役立てることができ、進行役として企業や自治体向けにワークショップを開くことなどを想定している。

帝国データバンクの調査によると、SDGsに積極的に取り組む企業に対しては金融機関も融資に積極的な姿勢がある。地銀ではSDGsやESG(環境・社会・企業統治)の取り組み状況に連動して金利優遇するサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)の提供も始まった。

SDGs経営の推進は資金調達の観点でも重要な一方、うわべだけのSDGs活動「SDGsウォッシュ」と見なされると、かえって企業の評価を落とすリスクがある。

損保ジャパンとSOMPOリスクマネジメントは、こうしたリスクも想定できる強みがある。

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申し込み締切 2021年10月7日(木)12:00

日刊工業新聞2021年9月3日

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