宇宙飛行実験に成功。衝撃波で発生する燃焼現象を利用した「デトネーションエンジン」とは?

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回転デトネーションエンジン(RDE)の宇宙空間での世界初の作動の瞬間(名古屋大学、JAXA提供)

名古屋大学の笠原次郎教授らは、衝撃波によって発生する燃焼現象を利用した「デトネーションエンジン」の宇宙飛行実験に成功した。7月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げた観測ロケットに2種類のエンジンが搭載され、宇宙空間で正常に作動することを確認。同エンジンは既存のエンジンに比べ軽量で容易に推力を生成できるため、深宇宙探査用ロケットなどに実用化されることが期待される。

実験に使われたのは連続的な推力で促進するエンジンと、ガスを排出した反動で間欠的な推力を得られるエンジン。画像や圧力、温度などのデータを地球への再突入カプセルで回収した。宇宙でデトネーションエンジンを作動させてデータを取得したのは初めて。

実験はJAXA、慶応義塾大学、室蘭工業大学との共同研究の一環で行われた。

日刊工業新聞2021年8月23日

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