チップ性能を25%高効率化した「SBD」。ロームが月産50万個体制で量産

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ロームは同社従来品に比べ、チップ性能を25%高効率化したショットキーバリアダイオード(SBD)24製品を拡充した。効率改善の肝となる低VF(順方向電圧)特性に優れ低損失を実現したRBRシリーズと、低IR(逆方向電流)特性に優れ高温環境で安定動作するRBQシリーズを追加。車載・民生機器向けなどで顧客の回路の整流、保護に最適な製品を選べる。消費税抜きのサンプル価格は1個当たり50円から。月産50万個体制で量産を始めた。

SBDは金属と半導体を接触させることでショットキー接合が形成され、整流性(ダイオード特性)が得られることを利用したダイオード。SBD生産プロセスの拡散装置など精度の高い装置の選定や金属成膜方法、シリコン材料の見直しを行い、性能を実現した。

RBRシリーズは低VF特性と背反する低IR特性を維持しながら、同サイズの同社従来品比でVF特性を25%低減。高効率化を求めるオンボードチャージャーやノートパソコンに適する。同等性能で比較した場合、チップの小型化ができ、パッケージの小型化も可能。実装面積を約42%減らせる。

RBQシリーズは独自技術でスイッチング電源に最適なVF特性とIR特性のバランスを実現した。同社従来品比で逆電力損失を60%抑え、高温時の熱暴走リスクを低減できる。

車載のパワートレーンや産業機器向け電源に向く。

日刊工業新聞2021年8月5日

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