企業のCO2排出を可視化する。「デジタルツイン」基盤の仕組み

  • 0
  • 4
「リノーム・シム」で作ったデジタルツインのアプリ画面

グリッド(東京都港区、曽我部完社長)は、脱炭素化社会を目指す“グリーン変革(GX)”の推進に向けて、社会・企業システムのデジタルツイン化を支援する開発プラットフォーム(基盤)「ReNom Apps(リノーム・アップス)」を開発した。デジタル上の仮想空間と実世界を融合したデジタルツインの実現によって、業務と二酸化炭素(CO2)排出量を見える化する。加えて、業務とCO2排出量の最適化と、システム連携に至る3段階での導入を実現する。

デジタルツイン化では、日々の業務をデジタル空間に再現し、売上高や原価、在庫、CO2排出量などの複数の指標を可視化し予測する。これに向けてシミューレーター用の開発フレームワーク(枠組み)「リノーム・シム」を提供する。

デジタルツインの第1段階では、担当者が策定した複数の計画を何度もシミュレーションし、最良のシナリオを実行できる。

第2段階の最適化では、リノーム・シムで再現したデジタルツイン上で最適化アルゴリズムを活用できる。人手では検証困難だった計画の効果や効率性を人工知能(AI)が算出することで、真に最適化された計画を瞬時に策定できる。

最終段階では複数の経営指標とともにCO2排出削減量を最適化し、収益の最大化やコスト削減をしながら環境と経営のバランスがとれた企業活動を実現する。

リノーム・シムで活用したアプリケーション(応用ソフト)展開では実際の業務を意識したグラフィカルな画面で提供する。

日刊工業新聞2021年7月30日

関連する記事はこちら

特集