世界的なロボット実証・展示の場に。「ロボテスEXPO」を見逃すな
福島イノベーション・コースト構想推進機構(福島市)は、福島ロボットテストフィールド(RTF、福島県南相馬市)で8月20―21日に「ロボテスEXPO2021summer」を開催する。飛行ロボット(ドローン)などによる実演や展示会で構成し、一般見学者向けも含め2日間で800人を上限に来場者を募る。世界有数のロボットの開発・実証拠点をフルに使ったデモンストレーション展示となる。
3月にRTFで初めて開いたロボテスEXPO2021では全国からロボット開発企業、研究機関など37者が、開発中の大型ドローンなど無人航空機や人型重機ロボットなどを展示・実演した。福島イノベーション・コースト構想推進機構では実演・展示会を毎年開催する方針だ。
今回は無人航空機エリアでドローンの実証を2社程度、インフラ点検・災害対応エリアで3社程度、水中・水上ロボットエリアで1社程度の出展募集を始めた。実演では来場者がバスで全実演場所を巡回し、見学するツアー形式で行う。開発基盤エリアでは出展者が30程度のブースを設置する。
1日目は事業者向けで、2日目は一般見学向け。南相馬市での子ども向けイベントの一環として、市内学校の生徒にも見学の場を提供、ロボット技術への関心を高める場としていく。来場者は事前募集で1日目は200人、2日目は600人を上限とする。参加費は無料。3月のロボテスEXPOは事業者向けだけで376人が入場した。今回の展示・実演会を最初に、このロボット展示・実演会を毎年開催、先端ロボットの実証が広範に見学できる世界的なロボット実証・展示の場にしていく。
日刊工業新聞2021年7月19日