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リース大手が女子美大向けに立ち上げた「ビーナスファンド」の中身

芙蓉総合リースは、女子美術大学の学生の芸術活動を支援する基金「ビーナスファンド」を設立した。

プロの芸術家になるのを後押しするため、年間500万円を10年間にわたり供出し、学生作品の購入や展示にかかる費用などに充てる。

松本博子女子美大副学長は記念式典で「作家デビューの道は簡単ではない」と話し、学生は「(デビューのきっかけに)実物を実感してもらう機会を欲している」と学生の気持ちを代弁した。辻田泰徳芙蓉リース社長は「当社がリースする建物などに作品を展示し、多くの人に見てほしい」と思いを語った。辻田社長が女子美大の理事であることから基金の設立に至った。

日刊工業新聞2021年7月7日

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