30年ぶりに刷新!ヤマハ発の水上バイクの実力
ヤマハ発動機はスタンドアップタイプ(立ち乗り型)マリンジェット(水上バイク)「MJ―SuperJet(スーパージェット)」を30年ぶりにモデルチェンジして発売した。1人乗り立ち乗り型では初の4ストロークエンジンの採用や、エンジン出力をユーザーの技量などに応じて制御できるモードの装備などにより走行性能を高めた。価格は139万1500円(消費税込み)。
エンジン「TR―1」の採用でエンジンは大型重量化した。一方でエンジン吸気ボックスの小型化や排気レイアウトの最適化により、艇体は大型ワゴン車に積載できるコンパクトサイズとした。
走行性能の向上ではハンドル位置を3段階調整できるハンドルポールも採用した。ハッチは新構造で軽量化、重量重心を下げてハンドリング性能を高めた。
立ち乗り型マリンジェットの市場は世界では出荷台数約5万台の規模。日本はわずか100台にとどまるが、運搬が容易な1人乗り型を改良して初心者層を開拓する。
日刊工業新聞2021年6月10日