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元電通のプロ人材集団が提案するミドル世代の新しい働き方とは?

元電通のプロ人材集団が提案するミドル世代の新しい働き方とは?

ニューホライズンコレクティブが東京・人形町に開設した共創イノベーションスペース「ニューホライズンパーク」の2階ミーティングスペース

40―50代のミドル世代の新しい働き方を提案―。電通を早期退職したプロフェッショナル人材をメンバーとするニューホライズンコレクティブ(NH、東京都中央区)が本格始動する。活動拠点「ニューホライズンパーク」を東京都中央区に開設した。「共創イノベーションスペース」と位置付け、メンバー同士によるコミュニケーションを活発化させ、協力や学び直し、成長を促すのが狙い。

ニューホライズンパークはイベントスペースやコワーキングスペース、動画配信スタジオなどで構成。1階にはギャラリースペースと8月開設予定のカフェスペースを設け、一般開放する。街の交流拠点としても活用する。発表会に出席した野沢友宏代表は「オフィスではなく交流する場。オープンに、フレキシブルにつながる」と述べた。NHは電通100%出資子会社。早期退職者は個人事業主としてNHと業務委託契約を結び、報酬を一定期間得ながら、新たな専門性を身につける学習や新規事業の創出・顧客開拓、仲間づくりを進められる。独立時に直面する収入面の不安などを解消し、年齢にとらわれず活躍できる環境づくりを目指している。

日刊工業新聞2021年5月28日

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