キオクシアが横浜に技術開発新棟、200億円投資して何をする?
キオクシア(旧東芝メモリ)は、横浜テクノロジーキャンパス(横浜市栄区)内に技術開発新棟(仮称)を建設すると発表した。あわせて、横浜市神奈川区にも研究開発拠点「新子安研究拠点(仮称)」を開設する。投資額は計約200億円で、どちらも2023年の稼働予定。将来の人員増強を見据えるとともに、旧親会社の東芝グループの複数拠点に今も分散する人員を集約して業務効率を向上させる。
横浜テクノロジーキャンパスは技術開発新棟の建設により、業務スペースが約2倍に拡張する。新棟は6階建てで、延べ床面積が約4万平方メートル。特にNAND型フラッシュメモリーやSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の製品評価機能を強化する。
新子安研究拠点は先端研究用クリーンルームを整備し、材料や製造プロセスなどの研究を担う。
日刊工業新聞2021年5月14日