KDDI総研が米大学と「XR」研究を始める狙い

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KDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野市、中村元所長)は、米南カリフォルニア大学のアントニオ・オルテガ教授と仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの複合技術「XR」に関する共同研究を始めた。第5世代通信(5G)の次の世代「ビヨンド5G」(6G)に向け、人間の動きなどを仮想空間上に写実的に再現するためのコア技術を確立し、臨場感の高い医療や教育、エンターテインメント向けサービスの開発につなげる。

共同研究では、最先端の信号処理理論である「グラフ信号処理」を活用。現実空間のセンサーデータから得られた点群の時間変化をグラフとして構造化し、解析することで、より実物に近い3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)映像を表示し、データ圧縮も高効率化できるという。

KDDI総研は、6Gの実用化が見込める2030年に向け、20年10月から無線通信と人工知能(AI)分野で実績のある海外の研究者と共同研究を進めている。

XR体験の一例と本プロジェクトの対象(同社発表資料から)

日刊工業新聞2021年5月6日

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