九州で「空のタクシー」事業、精密加工メーカーが開始へ

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ナカヤマ精密が所有するヘリコプター

ナカヤマ精密(大阪市淀川区、中山慎一社長)は、熊本県内を中心に九州地域の空港を結び、ヘリコプターや小型航空機で移動する「九州エアータクシー事業」(仮称)を今夏をめどに始める。当面はビジネスユースを中心とし、新型コロナウイルスの感染拡大収束後は観光客の利用も見込む。

グループ会社の西日本航空機サービス(熊本県菊陽町)が航空運送事業会社と提携して開始する。当面はヘリコプター2機、小型航空機1機を運用する。熊本市内や阿蘇地域周辺など熊本県内の遊覧飛行なども計画。初期投資として機材など1億―2億円を投じた。利用状況を見ながら機材の増強を検討する。

熊本県内の送迎、宿泊先として、瀬の本高原ホテル(南小国町)や、ホテルグリーンピア南阿蘇(南阿蘇村)、セキアヒルズ(南関町)、ホテルアレグリアガーデンズ天草(天草市)、フィッシャリーナ天草(上天草市)などの宿泊施設やマリーナと提携する方向で交渉を始めた。

ナカヤマ精密は熊本県内に工場を持つ精密加工メーカー。中山社長自身も航空機とヘリコプターの操縦資格を持つ。2022年1月に熊本県菊陽町で着工する新工場にはヘリポートや格納庫も建設する計画。中山社長は「いつでも、行きたいところに飛んでいける」と利用を呼びかける方針。

日刊工業新聞2021年4月28日

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