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精肉の消費期限が延ばせる。住友ベークライトの新フィルムがスゴイ

住友ベークライトは内容物の形状に沿って密着して貼り付く柔軟性とバリアー性を両立した「バリアスキンパックフィルム=写真」について、精肉の消費期限を一定期間延長できることなどを確認した。食肉関連の第三者機関に依頼した試験で実証した。酸素に触れにくいため、内容物の消費期限を延長でき、フードロス削減につながる。これにより、2023年度に同フィルムの売上高5億円を目指す。

住友ベークライトはスーパーマーケットで販売する精肉やハムなどの包装向けにバリアスキンパックフィルムを20年4月に発売。今回は牛サーロイン、牛モモ肉を対象に外観やドリップ(肉汁)の濁り、臭いなどを調べる官能検査と、生菌数を調べる微生物検査を実施した。

4度Cでの保管で牛サーロイン肉は一般的なトレー包装と比べて17日間、牛もも肉は同様に11日間、消費期限を延ばせることが分かった。微生物検査ではパックしてから28日目まで生菌数が基準値以下だった。

日刊工業新聞2021年4月26日

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