日産「GT-R」の“生きざま”、特別仕様車の中身
日産自動車は、スポーツ車「GT―Rニスモ」を一部改良し、2022年モデルと同モデルの特別仕様車を公開した。車体にブルーグレーに近い専用の新色を設定。高精度な部品を採用するなどしてエンジン性能も高めた。両モデルの価格発表は8月、発売は10月を予定する。
同日のオンラインイベントで日産の田村宏志チーフ・プロダクト・スペシャリストは「ポテンシャルを上げていく作業が終わりなき深化を続けるGT―Rの生きざまの一つと思っている」と強調。特別仕様車ではエンジンの深化に挑戦し、ピストンリングの精度を高めて摩擦を下げるなど改善を積み重ねた。
併せて日産は日本マクドナルドとのコラボレーション企画も発表。30日から販売する子ども向けメニュー「ハッピーセット」の付録として、タカラトミーのミニカー「トミカ」シリーズにGT―Rニスモタイプを加えて提供する。
日産の田村氏はハッピーセットと関連する言葉として親子などを挙げ「家族の愛情やつながりは大事。(コロナ禍など)こういう時期だからこそクローズアップしていきたい」と述べた。
日刊工業新聞2021年4月15日