約7年ぶりの全面改良、日産が「新型エクストレイル」披露
日産自動車は4月21―28日に中国・上海市で開かれる自動車展示会「上海モーターショー」で、約7年ぶりに全面改良する人気のスポーツ多目的車(SUV)「エクストレイル」を初公開する。独自のハイブリッド技術「eパワー」を搭載したハイブリッド車(HV)の中国市場投入も発表し電動化を加速する姿勢を示す。
エクストレイルは2000年に初代モデルを発売し、20年までに世界で累計626万台を販売。中国では21年2月までに138万台を販売するなど、高い人気を集める。最新モデルでは汎用性と機能性を高め、心躍らせる運転を提供する。
日産は25年までに中国でeパワー搭載のHVや電気自動車(EV)を計9モデル投入する方針を示す。eパワーではセダン「シルフィ」のHVモデルの発売を予定。EVでは21年内にSUVタイプの新型EV「アリア=写真」の発売も計画する。最新技術を搭載した同車の出展で革新性などを訴求する。
日刊工業新聞2021年3月29日