ルネサスが一部製品を愛媛で代替生産、供給不足解消は道半ば
ルネサスエレクトロニクスは那珂工場(茨城県ひたちなか市)の主力ライン停止を受けて、一部製品を西条工場(愛媛県西条市=写真)で代替生産する方針を固めた。同工場は200ミリメートルウエハーラインを有し、主に車載用半導体を製造している。
ただ、那珂工場の停止ラインでつくっていた製品の大半は代替生産不可か、半導体受託製造(ファウンドリー)への委託でしか対応できない。自社工場での代替生産には限界があり、車載用半導体などの供給不足は当面解消できない見通しだ。
日刊工業新聞2021年4月7日