「第4波」リスク高まる!国産ワクチンは海外製に追いつけるか

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ワクチン接種を受ける医療従事者(代表撮影)

新型コロナウイルスのワクチン開発をめぐり、世界の製薬企業などがしのぎを削っている。現在日本で承認を取得しているのは、米製薬大手ファイザーと独バイオ企業ビオンテックが開発したワクチンで、2月に医療従事者を対象とした接種を開始した。12日からは全国の自治体で高齢者向けの接種が始まる。

政府はファイザーのほか、英アストラゼネカと米モデルナからも新型コロナワクチンの供給を受ける予定で、合計1億5700万人分のワクチンを確保する。すでにアストラゼネカとモデルナのワクチンは厚生労働省に承認申請が提出されており、実用化に向けた審査が進んでいる。

国内の製薬企業もワクチン開発に乗り出す。第一三共は、メッセンジャーリボ核酸(mRNA)を使った開発中の新型コロナワクチン「DS―5670」について、第1/2相臨床試験を開始した。

さらにKMバイオロジクス(熊本市北区)は感染力を失ったウイルスを使った「不活化ワクチン」の第1/2相臨床試験を開始し、21年内にも実用化に近い第3相臨床試験の実施を目指す。

新型コロナは変異株の流行が見られるなど流行第4波が懸念され、今後も感染状況を楽観視できない。ワクチンの早期実用化が感染拡大抑制のカギとなる。

日刊工業新聞2021年4月5日

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