OSGの新社長、EV対応でアンテナを高く

  • 0
  • 0

《創業者の孫で、大沢輝秀前会長の長男。主要取引先の自動車業界が変革期を迎え、航空機業界が逆風を受ける中、海外経験で培った経営手腕と求心力に期待がかかる》

「会社の規模もグローバルに拡大し、創業家の看板だけでどうにかなるものではない。ただ、重責を背負う覚悟は常にどこかにあった。それにふさわしい人になれるよう努力と経験を積みたい」

《欧州事業の責任者時代にリーマン・ショックを経験。業況暗転にも動じず対応に奔走した。新体制では石川則男会長がグループ約90社の統治、大沢社長が本体の経営と計画の執行を推進する》

「電気自動車(EV)時代を見据え、金型やIT部品、医療などの市場を開拓していく。アンテナを高くし、EV化で新たに生じるチャンスもしっかりつかみたい。市場ではあらゆる分野が活況な中国に注目している」

《機械メーカーや機械商社と連携した工具提案に注力。他社製品や工具以外も対象とするジョブコーティングサービスも拡大する。多品種小ロット生産のリードタイム短縮と量産品の無人化生産を両立するNEO新城工場も立ち上げた》

「VUCA(ブーカ)という言葉がある。不安定で不確実、複雑、曖昧の意味で先行き不透明な現状を表す。しかし当社の挑戦するDNAは不変。10年先も今以上の輝きを放てるよう道筋を示す」

《熱い情熱と冷静な分析力を併せ持つ。好きな言葉は「意志あるところに道はある」。趣味のゴルフはハンディ3の腕前だ》(名古屋・田中弥生)

【略歴】
おおさわ・のぶあき 91年(平3)早大理工卒、同年オーエスジー販売(現OSG)入社。06年執行役員、10年常務、19年取締役専務執行役員。愛知県出身、52歳。2月20日就任。

キーワード
OSG 電気自動車 EV

関連する記事はこちら

特集