日本精工が診断支援を本格展開、機械部品の予知保全を実現するアプリ提供へ

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日本精工のボールネジ。振動センサーの信号から摩耗などを診断する

日本精工は29日、機械部品の状態監視・診断アプリケーション(応用ソフト)「アコースナビ」を4月16日から提供すると発表した。振動加速度データを基に機械設備内の軸受やボールネジ、リニアガイドの予知保全を実現する。6月には同社の技術者が詳細分析を支援する2種類のサービスも始める。予知保全に関するサービスで2026年に年間5億円の売上高を目指す。

アコースナビは、ファナックの製造業向けオープンプラットフォーム(基盤)「フィールドシステム」向けのアプリとして展開する。まず4月16日に軸受とボールネジを診断するアプリの提供を始める。それぞれの利用料は年間12万円(消費税抜き)。22年春にリニアガイドの診断を追加する。

軸受診断では振動センサーの信号から軸受の剥離などを検知。ボールネジも同様にナットに取り付けた振動センサーの信号から摩耗などを診断する。日本精工がこれまで培ってきた独自の振動診断技術で損傷や劣化を捉える。

オプションの有償サービスとして同社がデータを詳細に分析し報告する「データ詳細分析サービス」と、製品の不調を診断する「現品調査サービス」を6月に始める。

同社はこれまで分析ツールの提供など診断支援サービスを提供していたが、同アプリで診断支援を本格展開する。IoT(モノのインターネット)利用が製造現場では必須になっており、予兆保全に対する顧客ニーズに対応する。

日刊工業新聞2021年3月30日

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