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エアロセンスがドローンで船舶の船倉内検査の実証実験

ビジュアルSLAM技術を実現
エアロセンスがドローンで船舶の船倉内検査の実証実験

使用したエアロセンス製、非GNSS環境対応自律飛行ドローン(エアロボインスペクション)(エアロセンス発表資料から)

エアロセンス(東京都文京区、佐部浩太郎社長、03・3868・2551)は日本海事協会と共同で、飛行ロボット(ドローン)による、船舶の船倉内検査の実証実験を行った。自律飛行でき暗所対応が可能な専用ドローン「エアロボインスペクション」を用い、船舶と船倉を模擬した暗所屋内で、事前に設定した経路を自動飛行させ、撮影して船倉検査に使用可能な写真データを取得した。

暗所のためドローン機体に高輝度照明を設置し、機体のバッテリーから100ワットを供給して予備電源なしに光源の確保に成功。全地球測位システム(GPS)の電波が届かない中でも、映像による3次元情報と機体の位置姿勢を同時推定するビジュアルSLAM技術で飛行を実現した。

日刊工業新聞社2021年3月24日

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