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日立がワシントン地下鉄車両を2400億円受注、いよいよ米国で新工場へ

日立がワシントン地下鉄車両を2400億円受注、いよいよ米国で新工場へ

地下鉄車両のイメージ

日立製作所は米国・ワシントン首都圏交通局向けに地下鉄車両(を受注した。契約は最大800両の設計・製造となり、金額は同22億ドル(約2398億円)に上る。米国の鉄道システム事業として過去最高の受注規模となる。米国に今回の納入車両をつくる工場も新設する。顧客への納入開始は2024年の予定。

契約はワシントン首都圏交通局が運営する路線向けの地下鉄車両8000系256両を設計・製造し、オプションとして最大800両まで拡大する。

納入する車両は回生ブレーキや換気システムの改善、高性能カメラの導入、サイバーセキュリティー強化などを施す。車両の軽量化も実現する。新工場では最大400人を雇用する。立地はワシントン周辺を検討している。

日刊工業新聞2021年3月19日

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