シチズンマシナリーが旋盤向けロボットに参入!自動化・省力化ニーズに応える

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来月発売するロボットシステム(オンカートタイプ)

シチズンマシナリー(長野県御代田町、中島圭一社長、0267・32・5900)は、自動旋盤向けの自動化・省力化製品事業に乗り出す。協働ロボットを組み込んだ装置を自社開発し、シリーズ化して4月から展開する。同事業を統括する専門組織も同月に立ち上げる。自動旋盤から自動化・省力化ソリューションまでワンストップで提供できる体制を整え、自動旋盤を含めたシステム全体の受注につなげる。

国内の自動旋盤メーカーが自社で自動化・省力化製品まで手がけるのは初という。第1弾として、自動旋盤の後工程向けに2種類のロボットシステムを4月に市場投入する。

一つ目は、協働ロボットを台車上に取り付けた「オンカートタイプ」。旋盤から搬出された加工対象物(ワーク)をロボットが把持して洗浄、切りくず・油分除去、外径計測を行い、収納棚に収める。各機能はモジュール化され、用途に応じた組み合わせや導入後の変更が可能。価格は598万円(消費税抜き)。

もう一つは、自動旋盤の上部に協働ロボットを搭載した「オンマシンタイプ」で、棒材や鍛造品などのワークを自動搬送する。省スペース化でき、機械周辺での作業自由度を高められる。価格は678万円(同)。

従来、同様のシステムを提供する際は顧客ごとにすべて個別対応していた。今回、設計などを標準化した商品とすることで、システム導入の費用と納期を従来比約3割削減・短縮できる。2製品合わせて、年間5億円の売り上げを目指す。同時に専門組織も発足し、製品の設計や開発、販売戦略まで統括する。

自動旋盤の部材投入側は自動化が進むが、ワーク完成・搬出後の工程では多様な後処理が必要で難しかった。一方、人手不足などの影響で、後工程の自動化・省力化ニーズは年々増加している。

日刊工業新聞2021年3月12日

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