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【動画】高速道路で「無人トラック走行」実証!3台の大型トラックが時速80キロで

経済産業省と国土交通省は、高速道路で後続車を無人にしたトラック隊列走行の実証実験の様子を公開した(写真)。豊田通商や先進モビリティ(東京都目黒区)などが車両技術の開発を進め、2月に新東名高速道路上で実現した。今後、実証をさらに重ねて商用化への動きを進め、ドライバーの人手不足への対応や燃費改善など物流業界が抱える課題への反映を図る。

実証は遠州森町パーキングエリア―浜松サービスエリア間の約15キロメートルの区間で先頭車が後続車を通信制御による接続で連結し、時速80キロメートルで車間距離を約9メートルに保つ条件で走行した。3台の大型トラックが、一般車両が走行する環境下で本線上への合流や割り込み防止の注意喚起などを図りながら進めた。

今後は気象条件の変化や装置故障の対応、隊列への車両の割り込み抑止などの対策を進め、トラックメーカーや部品メーカーなどと連携を図りながら商用化への動きを進める。政府は成長戦略で2025年度以降に高速道路上で運転者の操作なしで走る「レベル4」の自動運転トラックの実現を掲げている。

日刊工業新聞2020年3月8日

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