DMG森精機が130億円投じて全世界で基幹システム統合へ

高品質のデジタルサービス提供へ

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MG森精機の東京グローバル本社

DMG森精機は2024年半ばをめどに、総額130億円を投じて全世界で基幹システムを統合する。機械の受注や生産、出荷、サービス、会計など一連のプロセスに対応する情報システムを国や工場ごとに順次導入。標準的なシステムの導入とデータの共通化を図り、システム運用業務の軽減やアフターサービスの迅速化、品質向上につなげる。

既にドイツ法人のDMG MORIのビーレフェルト工場で、生産計画や部品購買、加工組み立て、出荷など各プロセスの管理システム導入に着手。3月末までに導入を終える予定だ。その後、同工場の導入結果を基に、欧州の他の工場や販売会社、日本や米国、中国の工場・販売会社などに順次展開する。

従来は日本のDMG森精機と独DMG MORIで異なる基幹システムを使ってきた。特にDMG森精機では、一部のプロセスを除いてほぼ内製のシステムを導入していた。16年に独DMG MORIと経営統合し、両社の基幹システムが老朽化していた時期でもあったことから、17年からシステム統合の準備を進めてきた。

CADや部品表(BOM)などの開発系システムと顧客情報管理(CRM)システムについては、既にグローバルでほぼ統合。これに基幹システムの統合が加わることにより、両社でデータを統一プラットフォーム(基盤)上で管理する体制が整う。将来は人工知能(AI)による商品推奨機能など、より統合された利便性の高いデジタルサービスの提供を見込む。


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日刊工業新聞2021年3月5日

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