工作機械の課題をAIで解決! DMG森精機が切りくずの自動除去システムを発売

  • 1
  • 6
クーラントノズルによる切りくず除去

DMG森精機は26日、人工知能(AI)を使った切りくず自動除去システム「AIチップリムーバル」を発売したと発表した。工作機械の加工中に発生する切りくずの堆積状況を分析し、自動で効率的に除去できる。切りくずによる機械の稼働停止や加工不良を軽減し、切削加工における自動化システムの生産能力向上につなげられる。価格は250万円(消費税抜き)。

まず同社の横型マシニングセンター(MC)4機種のオプションとして提供する。2021年以降に順次、ほかの工作機械にも対応機種を広げる。

加工室内の2台の高性能カメラで撮影した画像を通じて、AIが切りくずの場所と量を判別。堆積場所に応じて最適な洗浄経路を生成し、モーター駆動のクーラントノズルで切りくずを効率的に除去することで、機内に切りくずがたまるのを防ぐ。自動運転中の加工対象物(ワーク)の変更にも対応。独自の機械操作盤画面上のタッチ操作で、洗浄経路の変更や任意の場所の除去も行える。

近年、省人化や効率生産、労働環境改善などの理由から、生産現場に自動化システムを導入する企業が増えている。一方、加工中に発生する切りくずが原因となる機械停止や加工不良が課題となっていた。


【関連記事】 『モノを売って、はい終わり』の製造業は苦しい。顧客から見放されないDMG森精機の新戦略
【関連記事】 デジタル営業にばく進するDMG森精機の大改革

日刊工業新聞2020年10月27日

キーワード

関連する記事はこちら

特集