バリ取り・搬送工程に掛川の中小企業がAI搭載ロボ導入!人員半減で効率化

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コプレックが導入したバリ取り機による加工後の板金部品をピックアップするAI搭載ロボット

コプレック(静岡県掛川市、小林永典社長)は、タレットパンチプレスの後工程としてバリ取り機で加工した板金部品をピックアップし、所定の位置に搬送する人工知能(AI)搭載ロボットを導入、3月に稼働する。1台のバリ取り機に必要な人員を2人から1人に減らし効率化する。同社はIT化を進め遠隔操作で稼働できる工場を目指しており、その一環。

導入するロボットシステムは、デジタルファブリケーション機器の開発を手がけるMagnaRecta(マグナレクタ、東京都港区)と共同で構築した。コプレックは1台のバリ取り機で形状の異なる複数の板金部品を加工している。導入する多関節ロボットは先端部で加工対象物(ワーク)を吸着し、ピックアップする。カメラで板金部品を撮影し、ワークの形状からAIが最適な吸着位置を判断する。

これまでバリ取り機にワークをセットする担当と、加工後に搬送する担当の2人が必要だったが削減できる。今後、セットする側の作業のロボット化も検討する。

コプレックはタレットパンチプレス機7台やレーザー加工機などを保有し、配電盤用部品などを加工する板金加工専業。「人がやるべき仕事と機械に任せる仕事を再定義する」(小林社長)ことで、工場の遠隔稼働の実現を目指している。すでに工場内にカメラを約120台設置し、作業者や機械の動きなどを点検している。

日刊工業新聞2021年3月1日

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