「ロボットでエコを感じて欲しい」。八王子の中小8社が生み出したロボ型キーホルダー
ロボットでエコを感じて―。東京都八王子市の異業種の中小企業8社が集まり、工場で余った端材を加工したロボット型キーホルダー「エネボ=写真」を製作、発売した。電子商取引(EC)サイトを通じ販売しており、価格は1個3800円(消費税・送料込み)。
市内の中小企業後継者育成塾の卒塾生で構成する「HFA」が立ち上げた「はちおうじものづくりプロジェクト(大野晃一郎代表=大野塗装工業社長)」の第1弾製品。同封の案内で八王子の歴史や国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿ったコンセプトを訴求した。
エネボにはアルミニウムやステンレスプレート、ケーブルなどを使用。参画企業が分担してレーザー加工、切削、組み立てを行った。大野塗装工業のほかオーシーテクノ、晃信工業、東海通信器材、佐野製作所、トリアド工房、茶山、ナカダイが参画。デザインは市内大学在籍の大学生が担当した。大野代表は「こうした取り組みを通じ、地元の中小企業が注目されればうれしい」とし、第2弾製品の製作も視野に入れている。(立川)
日刊工業新聞2020年2月15日