クボタが鉄管工場に産業用ロボット導入、製造工程の効率化に繋がるか?

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ダクタイル鉄管を製造する阪神工場武庫川事業所

クボタは配水管などに使うダクタイル鉄管を手がける東西2拠点で、産業用ロボットを導入した。鉄管製造は原料を溶解した溶湯を金枠に流し込む際など、作業者の身体的負担が大きい。鋳造、焼鈍など高温での作業を伴う工程も多い。従来は人による作業が中心だったが、産業用ロボットの技術的進化を踏まえて導入を決めた。重筋作業や高温下での暑熱作業で作業者の負担軽減につなげる。

阪神工場武庫川事業所(兵庫県尼崎市)で3台、京葉工場(千葉県船橋市)で6台の産業用ロボットを導入した。鋳造工程では溶湯が高温のため、金枠に流し込むための樋(とい)に穴が開いたり、鉄が付着したりすることがある。溶湯の熱から樋を保護するために塗型材を塗る工程があり、この作業を人手からロボットに置き換えた。

流し込みの最後に樋上で固まった溶湯(ジャミ)を取る作業や、時間の経過とともに溶湯の表面上に浮く不純物(アカ)を取り除く作業についても今後、ロボット化対応を検討する。実用化の時期は未定だが、テストに着手した。

クボタのダクタイル鉄管のシェアは6割(同社推定)で国内首位。老朽化した水道管の更新に伴い、耐震機能を備えるダクタイル鉄管の需要が高まっている。

鉄管の製造現場での産業用ロボット導入はまだ少ないとみられる。業界をけん引するクボタの導入で製造工程の効率化に弾みがつきそうだ。


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産業用ロボット

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