またも緊急事態宣言、キヤノン会長「出はなをくじかれた」

御手洗冨士夫氏「テレワーク、さらに増やす」

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キヤノン・御手洗冨士夫会長兼社長CEO

―2度目の緊急事態宣言が発出されました。前年に続き、先を見通しづらい1年になりそうです。

「(20年下期の回復傾向を踏まえて)今後に希望を持っていたが、今は『また元に戻ってしまうのか』という心境。出はなをくじかれた感じだ。21年も“コロナ次第”の年になるだろう」

―最初の感染拡大時には、本社や首都圏などの事業所で部分休業に踏み切りました。今回は対応に変化はありますか。

「2020年中にテレワークの効果を確かめて、正式に制度を取り入れた。現在は(研究や開発などを中心に)約2000人がテレワークを実施しているが、さらに数を増やすことになる」

―複合機などの落ち込みが懸念されます。

「このような状況が続けば、複合機の販売が下がるのは致し方ない。逆に個人向けインクジェットは生産が追いつかないほど好調だが、落ち込む分の代わりにはならない」

―産業機器に対しても感染急拡大の影響は大きいでしょうか。

「(20年上期と異なり)今は作業者を中国に戻せているので、現地に受け入れられる限りはステッパーなどの売り上げが立つのではないか。ただし日本から海外へと人が動けない状況になると大変だろう」(国広伽奈子)

日刊工業新聞2020年1月8日

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