地方拠点も上位レイヤーの開発に関われる体制へ。 SCSKが「ニアショア」へばく進

  • 0
  • 0
SCSK公式サイトより

SCSKは地方拠点で開発を担うニアショアの体制を強化する。現在の全国9県10拠点で700人体制を、2023年3月までに1000人、30年には2000人超に増やす方針だ。

ITシステムの分散運用を行い、今後起こりうる自然災害やパンデミックにも耐えうる安定的なシステム開発・運営体制を整えるほか、地方の雇用を促進し、地方創生にも貢献したい考えだ。

コロナ禍で安定的なシステム運用を進めるため、すでに地方のニアショアの人員を約100人増員した。ソフトウエア検証を行うベリサーブ沖縄テストセンター(沖縄県うるま市)やコールセンター、ニアショア技術者を含め、計1500人体制をとる沖縄県では、21年春に新たに浦添拠点を開設する。23年3月末までには沖縄県全体で2000人体制に拡大する予定だ。

SCSKは20年4月からの3カ年計画で、システム開発・運用品質、生産性を高めて工期短縮と運用コスト削減を目指す「ものづくり革新」を進め、システム構築・運用基盤「エスクレドプラスプラットフォーム」の全社適用を始めた。

谷原徹社長は「今までは東京でシステムを開発し地方拠点で保守するという流れだったが、(同基盤により)地方拠点も上位レイヤーの開発に関われる体制が構築できる」と話す。

今後は地方採用を積極化することで「自治体と連携しながら第一次産業のIT化を進める。SCSKがもつ技術を提供し、地方のデジタル変革(DX)を推進したい」(谷原社長)考えだ。

日刊工業新聞2021年1月5日

関連する記事はこちら

特集