建機レンタルのデジタル変革って何?その答えを現場を知るSEが導き出した!

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顔認証と検温システムを連動し、作業員の健康を管理

サコスは建設現場のデジタル変革(DX)推進サービス事業を拡大する。建設現場では省力化のため多額の費用を投じてシステム開発したものの、運用や普及がうまく進まず、かえって負荷が増えたり、コストがかさんだりする例が数多くある。こうした現場にサコスのスタッフを派遣し、システムの運用や維持管理をサポートする。手厚い支援を通じ、2021年9月期に入退場管理や資機材管理システムで22件(前期は20件)、ICカードリーダーレンタルで93件(同7件)の受注を目指す。

DX推進サービスは19年秋に始めた。サコスの主力事業である建設機械のレンタルを通じて、現場を知るシステムエンジニアが多数在籍する強みを活用する。

一般のオフィス職場と建設現場は勤務の状態が異なるため、システムベンダーの作った商品が現場に合わないこともしばしばある。システムの改善を頼んでも「担当者が異動になり、一から説明し直さなければならないケースが頻発している」(瀬尾伸一社長)。現場を知るサコスの担当者がフォローすることで、顧客の不安を解消する。

システムの具体例として、夜中に建機が故障した場合、アプリケーション(応用ソフト)を通じてその建機の位置や機械情報を把握し、加えて顧客に現場の画像を送ってもらうことで翌朝以降でなく直ちに対応できるようにする。建設現場は納期が厳しく決められており、即時対応のメリットは大きい。

このほか顔認証システムや携帯電話、ICカードを検温システムと連動させ作業員の健康管理を行ったり、貸与品管理や車両入退管理に活用したりする例を想定している。


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日刊工業新聞2020年12月24日

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