日産の追浜工場「2直」に戻る。生産回復は本物か?

新型「ノート」などが稼働押し上げる

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新型「ノート」の売れ行きでさらに稼働率は上がるか

日産自動車は、新型コロナウイルスなどの影響により4月から1直体制となっていた追浜工場(神奈川県横須賀市)の操業を、昼夜2直体制に切り替えた。日産自動車九州(福岡県苅田町)でも、10月に米国で発売した新型車の輸出車両の立ち上げなどを機に生産は回復傾向。国内生産の挽回に乗り出している。

追浜工場では、8年ぶりの全面改良となる23日発売の主力小型車「ノート」が生産を押し上げ、2直化に踏み切った。新型車では独自技術「eパワー」を搭載したハイブリッド車(HV)専用車としてガソリン車を設定しなかった。そのため販売を下押しする可能性があるが、2019年度の販売台数約11万台に対して、サプライヤーに提示した新型車の生産計画は年約15万台とされる。

日産九州では北米に輸出するスポーツ多目的車(SUV)「ローグ」の新型車の生産を6月に始めた。ローグは米国販売の約3割を占める最量販車種で9月までに米スマーナ工場(テネシー州)でも生産を開始し、日米で増産体制を整備した。

日産の国内生産は20年4―9月が新型コロナの影響で前年同期比55・9%減の約17万台と低迷。一方、10月―21年3月は新型車投入などで同5・4%増の約39万台と、2年ぶりの増加を見込む。

日刊工業新聞2020年12月23日

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