富士フイルムが新型コロナ抗原検査キット、写真現像工程で使う独自技術を応用

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設備投資を行う富士フイルムベトナム子会社の工場

富士フイルムは、新型コロナウイルスの感染の有無を判定する抗原検査キットの製造販売承認を申請した。写真の現像工程で使う独自技術を応用し、抗原を高精度に検出する。2021年度にもベトナム工場に生産設備を導入し、量産を始める。生産量は月200万個を目指す。投資額は非公表。

検査キットは、鼻の奥から採取した検体に、体に免疫応答を引き起こす抗原が含まれていると陽性を示す線がはっきり浮かび上がる。同社の独自技術「銀増幅イムノクロマト法」を応用。従来の抗原検査キットは、抗原が少ないと線が薄く、判断が難しかった。10月から横浜市立大学と共同開発した。

同社神奈川工場足柄サイト(神奈川県南足柄市)で当面生産するが、海外展開を進めるため、同社ベトナム子会社の工場で生産できる体制を構築する。生産する検査キットは、欧州や日本などへの輸出を検討する。

日刊工業新聞2020年12月18日

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