日本電産シンポがAGV市場拡大へ一手、廉価版駆動モジュールを発売

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本社工場にあるAGV開発現場

日本電産シンポ(京都府長岡京市、西本達也社長、075・958・3777)は高精度を維持し、他社品含む従来品比で価格を半分以下に抑えた無人搬送車(AGV)用駆動モジュールを発売した。全体コストの2割を占める主要部品の低価格化で、顧客のAGVメーカーのニーズに応え、市場拡大を後押しする。同社製AGVにも採用する。

新モジュールの価格は従来品比6割減の14万円(消費税抜き)。AGVは150万円(同)からに価格を抑え、競争力を高めた。

同社AGV関連事業は駆動モジュールなどの部品と、AGVの二つで構成。電子商取引(EC)荷物の増加や人手不足でどちらも堅調。同事業の2020年度売上高見込みは前年度比2・4倍の55億円以上で、23年度には250億円を目指す。

新モジュールを構成する減速機の設計最適化と、日本電産グループの汎用モーターの活用、保有技術によるドライバーの工夫に加え、グループの中国工場活用で低価格化した。

AGVは物流やサービス業などに加え、多関節ロボットを載せた製造用途なども期待される。競合品は300万円以上が多く、人の代わりにAGVを導入する場合、200万円を切る価格を顧客は求めているという。

日刊工業新聞2020年11月27日

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