鹿島と竹延が熟練工並みの塗装ができるロボを開発、作業の3割を削減

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壁面吹付塗装ロボット

鹿島は16日、竹延(大阪市都島区)と壁面吹付塗装ロボットを共同開発し、初めて実工事に適用したと発表した。離隔センサーの採用で壁との距離を一定に保ちながら、1回の吹付で膜厚を確保。1時間当たり110平方メートル超の塗装が可能になった。熟練塗装工と同等の塗装品質を確保しながら、塗装作業を従来の人手による作業に比べて約3割削減した。

実際の作業では端部など難易度が高い部位は、従来通り人が作業するようにして開発期間の短縮や製作費用の抑制につなげた。

吹付塗装の機材には汎用品を採用したため、部品交換などの保守は容易。開発では熟練塗装工が有する技術の数値化とそのマニュアル化など竹延のノウハウを活用した。

建設業界では、就労者の高齢化と若年層の入職者不足により就業者数の減少が見込まれている。室内での壁面吹付塗装作業は塗装面積が広く、塗料の垂れが生じやすいため重ね塗りが不可欠になっている。長時間の繰り返し作業が必要で生産性向上が求められている。

日刊工業新聞2020年11月17日

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