カゴメがトマトから“野菜の会社”に!タマネギの販売に注力する狙い

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カゴメは持ち分法適用関連会社のそうべつアグリフーズ(北海道壮瞥〈そうべつ〉町)を通じ、11月にも生鮮タマネギの販売に乗り出す。同社に共同出資する北海道の農業法人ミナミアグリシステムや、壮瞥町の農家から生鮮タマネギを調達。北海道内外の卸や量販店などに、主に業務用として販売する。カゴメは2022年をめどに、そうべつアグリフーズを通じ、タマネギの加工品の販売を計画しており、生鮮タマネギの販売により、販路を開拓する。

そうべつアグリフーズはカゴメとミナミアグリシステムが出資し2月に設立した。現在、タマネギの加工品の製造設備を壮瞥町内の廃校となった中学校の校舎や敷地を活用して整備している。貯蔵庫と選果場はすでに着工しており、加工場は21年6月の着工を計画している。

カゴメは「トマトの会社から野菜の会社へ」をスローガンに、事業の多角化を進めている。すでに販売している業務用のオニオンソテーなど、タマネギの加工品の売り上げが拡大していることを受け、タマネギの調達、製造の拠点を北海道に設けて、増産体制を整える。

今後は、種苗会社と新品種の共同開発を検討するほか、カゴメの生産技術などを活用し、コスト競争力を高めることで、差別化を図る。さらに、家庭向けの製品の販売なども視野に入れ、トマトに加え、タマネギの事業を拡大する。

日刊工業新聞2020年10月28日

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