カゴメと産総研、トマト加工工程での異物検査できるAI技術を開発
カゴメと産業技術総合研究所は20日、人工知能(AI)技術を用いて、トマト加工品中の変色部やヘタ、髪の毛などを検出する技術を開発したと発表した。性能を500枚の画像で検証したところすべての検出対象を見落としなく見つけられた。2020年までに生産ラインでの利用を目指す。
つぶしたトマトを加工する工程の異物検査にAI技術を応用した。生産ラインを流れる果肉の中から、黒く変色した果肉やヘタ、毛髪、虫を検出する。検出性能を500枚の画像でテストすると見落としはなかった。ヘタを変色部と誤検知した例が1枚だけあった。
カゴメと産総研は17年10月に包括的な共同研究契約を結び、カゴメの社員が産総研に出向して研究開発を進めてきた。
つぶしたトマトを加工する工程の異物検査にAI技術を応用した。生産ラインを流れる果肉の中から、黒く変色した果肉やヘタ、毛髪、虫を検出する。検出性能を500枚の画像でテストすると見落としはなかった。ヘタを変色部と誤検知した例が1枚だけあった。
カゴメと産総研は17年10月に包括的な共同研究契約を結び、カゴメの社員が産総研に出向して研究開発を進めてきた。
日刊工業新聞2018年11月21日