最新の分析装置を利用できる定額サービス、「月額20万円」で普及するか
日本電子が開始
日本電子は月ごとの定額料金で最新の分析装置を利用できるサブスクリプション(定額制)サービス「JEOL―rento」を始めた。設備導入のための予算化を待たず、費用負担を抑えて最新機種を使える点を訴求する。契約期間は3年と6年で、経過時に運用の見直しができる。
同サービスの主力に位置付ける断面試料作製装置では、3年プランで月額20万円から。そのほか対象機種は集束イオンビーム加工観察装置、透過電子顕微鏡、電界放出形走査電子顕微鏡など取り扱っている20―30機種の分析装置。契約期間中はアタッチメントの増設に対応する。
定額料金には年1回の点検やエンジニアの派遣料、交換部品代を含むフルメンテナンス付き。契約期間満了後は新しい装置への入れ替えや返却もできる。
日刊工業新聞2020年10月23日