椿本チエインが無人搬送車導入でマテハン事業強化!EC対応力を向上へ

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「オルビス東日本流通センター」に、中国製の小型AGVを導入

椿本チエインは中国メーカーなどから無人搬送車(AGV)を調達し、電子商取引(EC)向け物流などのマテハン事業を強化する。同社は新聞印刷工場向けにAGVの大型機を手がけるが、EC物流で需要が急増する小型機は外部から調達。自社の経営資源は制御システム開発などに注力し、AGV関連の提案に力を入れる。2030年度にAGV関連事業を現在の10―20倍に高める計画だ。

椿本チエインの19年度のマテハン事業の売上高は642億円。マテハン事業のうちAGV関連の売上高は年間数億―数十億円にとどまる上、年度によって受注額に波があった。今後はEC向け物流でもAGV関連事業を拡大し、安定成長と規模拡大を図る。

同社のマテハン事業はチルトトレイ式の自動仕分け装置で国内トップシェア。そこで培った運用ノウハウや制御技術を小型AGV向けにも応用する。AGV周りは外部調達により開発コストを削減し納期も短縮。他社との連携強化により提案の幅を広げ、顧客ニーズに柔軟に応える。

まず小型AGV専門の中国・浙江立鏢機器人(リービャオ・ロボット)と組み、化粧品大手のオルビス(東京都品川区)の物流拠点「オルビス東日本流通センター」(埼玉県加須市)へ物流システムを8月末に納入した。リービャオのAGV330台と椿本チエインの制御システムで構築。出荷能力向上や人員削減などを実現した。

今後はリービャオ以外の中国メーカーの採用も検討しており、AGVを組み合わせた提案を強化する。

日刊工業新聞2020年10月20日

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